ブログ(現場レポート)

玉掛け(たまかけ)

2019年 10月 21日

先日、たまたま家族の中に技能講習を受講する者がおり、

会話の中で、「玉掛けって何?」という言葉が出てきました。

弊社でも重要度の高い資格ですので、今回はその「玉掛け」について簡単にご紹介します。

 

2017年5月29日の記事にて言及がありますが、

弊社では現場作業に必要となる資格は、その取得に要する費用を会社側が負担しています。

新入社員にも、状況を見つつも早めに取得してもらうよう

調整しているものがいくつかありますが、そのひとつが「玉掛け」です。

  

建設現場等でクレーンが動いているところを見かけたことはあるでしょうか。

クレーンの運転・操作にはそれに対応した免許や資格が必要ですが、

玉掛けとは、つり上げる対象にワイヤーロープ等を掛けたり外したりする作業を指します。

どちらが欠けても成り立たない、二人三脚のような関係です。

 

 

つり上げる対象は人力では運べないような重量物が多く、

一歩間違えば荷が落下し、人命にも関わる重大な事故が発生しかねません。

そこまででなくとも、扱いを誤れば怪我もしやすい作業です。

そうならないため、講習では安全に関する様々な勉強をします。

適切な道具の選び方、つり方、クレーン操作側との合図、周囲確認等々

 

 

弊社では段階的に、玉掛けを習得してもらえるよう努めています。

現場仕事にある程度慣れたら、まず有資格者の補助として玉掛け作業に触れ、

しばらくしてもう大丈夫だろうと判断されてから、講習の申し込みに移ります。

無事に資格を取得した後も、本人の能力を見つつ、

ある程度任せても大丈夫か。まだしばらく補助としてやってもらうか。

安全第一を大前提に、仕事の割り振りがされます。

  

 

 

パトロール

2019年 10月 7日

作業現場においては、職長と呼ばれるリーダーがおり、

安全かつ効率的な仕事ができるよう、多様な役割を担っています。

作業手順の確認、人員配置、体調管理、現場内の状況も含めた指示監督等々。

 

今回は、さらに安全意識を高めるための、現場パトロールについてご紹介します。

 

前述の通り、現場内の安全面に関しては職長(ともちろん作業員各位)が

日々注意を払って作業にあたってはいますが、

見落としはないか。慣れなどからくる油断はないか。

そういった危険につながる穴を塞ぐため、

弊社では役員や事業部長による、現場パトロールを実施しています。

 

 

道具や材料がキレイに安全に整理整頓されているか。

フルハーネス型安全帯をしっかり使用しているか。

各種資格証を携帯しているか。安全かつ丁寧な仕事をしているか。

その他、チェック項目は多岐に渡ります。

 

そしてそのパトロールの内容は、社内の連絡網を通して周知され、

全体でのレベルアップ、安全やクオリティへの意識の高揚を図っています。

 

お客様はもちろん、弊社での仕事に関心のある求職者の方々に対しても、

安心して見ていただける体制作りを、弊社は今後とも続けてまいります。

 

 

シート張り(補足)

2019年 9月 23日

今回は、前回の記事にて説明不足だと思ったことや、

紹介しきれなかった写真を、補足という形でお送りします。

 

先日の、上と下に別れてのシート張り作業の解説。

具体的にはどうやって固定しているのか? まず上側ですが

 

フックの2つついた材料を取り付けておき、これにシートの角の穴を通し、吊り下げます。

下側はというと、先程のフックを下向きに、垂れ下がった2枚のシートの穴に通し、

  

一旦軽く留め、それを下方向に叩いてシートを引っ張り、適度な位置で完全に固定。

これでおおむねピンと格好よく張れたわけですが、あとは前回書いた通り、

残ったほぼ全ての穴にヒモを通し、仕上げていくことになります。

 

頑張って張られたシートはとてもキレイで、一枚の板のようにすら見えます。

是非ご覧に入れたかったものの、前回の記事での掲載は諦めていたのが、こちらの写真です。

 

 

おまけ。これらの足場を内側から見た写真を紹介しながら、おしまいにさせていただきます。

  

 

シート張り

2019年 9月 9日

外を出歩いていて、こんな光景、見たことはないでしょうか。

 

仮設足場の外側は、このようにシートで覆われています。

安全のためだったり、騒音軽減のためだったり。

白色だったり灰色だったり、透けて見えたり見えなかったり。

用途に応じて種類がありますが、今回は詳細は省きます。

先日、シート張りの作業の一部始終を写真に収める機会がありましたので、ご紹介します。

 

  

この日は2人での作業。

足場の一番上の段に、畳まれた状態のシートをあらかじめ配っておきます。

上の人は、そのシートを広げつつフックに吊り下げる、

下の人は、垂れ下がったシートを下に引っ張る形で固定していく。

 

2人が同じペースで横に横にズレながら作業をこなすことで、

足場はどんどんグレーのメッシュシートで覆われていきます。

 

ただ、これで終わりではありません。

シートの隅には30cm間隔で穴が開いており、

基本的はこの全ての穴にヒモを通し、足場と固定する必要があります。

  

隙間少なくしっかりと、かつ後々の解体のことも考え、解きやすい画一的な蝶結び。

全 部 手 作 業 で す 。 地道です。

 

ただこれらの努力は、外観の美しさに結果として表れます。

やる側、見る側のどちらにしても、綺麗な方が気持ちが良いはずですので、

弊社は今後も、胸を張って見せられるシートを張っていきたい所存です。

 

スタンダード

2019年 8月 26日

お盆明け、8月中頃のとある現場での写真です。

撮影したときには気にしていなかったのですが、よく見てみると、

 

みんな着ていました。空 調 服 

 

空調服ってなんなん? 

と思われた方に簡単にご説明いたしますと、以下のようなものです。

・上着の両脇に、外気を内側へ取り込むファンがついている

・冷感インナー等と組み合わせることで、体感温度を大きく下げる

2年前の、8月21日の記事にも空調服の記事がありますので、

ご興味がおありでしたら、あわせてご一読ください。

 

※写真は6月末のもの

弊社では体調管理の一環として、夏場には使用を推奨していますが、

暑さの感じ方は人それぞれなので、6月には既に使っている人も少なからずいます。

夏本番になってなお「いや、俺はなくて大丈夫ッス」というツワモノもいます。

 

空調服はとある日本企業が開発したものだそうです。

熱中症対策アイテムとして、今や当たり前の存在となっている空調服。

炎天下、高温環境下での作業が避けられない業種や業界にとって、

これを生み出した人々は救世主といっても過言ではないかもしれません。

  

 

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