ブログ(現場レポート)
「皮手」
2024年 10月 21日
これまでこちらにて作業服や各種道具、果てはヘルメットに至るまで、
日々の現場作業で使用するいろいろなモノについて記事を書いてまいりましたが、
ふと基本装備である「作業用皮手袋」のことに触れていなかったことに気付き、
今更ではありますが、延原工業での「皮手」事情をご紹介します。
水仕事に際してのゴム手袋しかり農作業などでの軍手しかり、
作業効率の向上を目的とした手袋の使用はごく普通のことですが、
延原工業の従業員の主な仕事である鉄骨の建て方や仮設足場の組み立て・解体においても、
「作業用皮手袋」が使用されます。
ざっくり言うと、生地がしっかり厚い、摩耗しやすい箇所に補強が施された手袋です。
高所作業が多いため、もろもろの落下防止のためのすべり止めの役割もあれば、
あらゆるリスクから手を保護するためでもあるなど、作業に欠かせない大事なものです。
※カッターナイフの刃、ペンキ、雨水、ボルトに塗布されたオイル、溶接・溶断時の火花など、敵は様々
皮手袋は作業服や各種道具と同じく会社から一定数が支給され、
それ以降も定期的に補充という形で社員の手に渡されていきます。
新品の袋を開封してすぐは全体が結構硬い状態ですが、
しばらく使い続ければ徐々に柔らかくなり、手にフィットするようになります。
(これを知らずその硬さに困惑する新入社員、というのはほぼ毎年のお約束)
濡れても乾かせばまた使える水洗い可能な頑丈さがあるので、
危険の及ばない範囲で、穴が開くまでありがたく使い倒しましょう。
※敷地内での訓練中の様子
備考
サイズ表記が同じだとしてもメーカーや製品が違うと大きさも異なり、
いざ買っても「手に合わない」という事態が発生する可能性があるため、
できるなら実際に試着する機会を得ることをお勧めします。
例:一番最初の写真のLサイズが、だいたいこの写真の製品のMサイズに相当
執筆:KS