ブログ(現場レポート)
たかいたかーい
2019年 2月 4日
前回の続きでございます。
「自分は今高いところに居る」という状況に、
多かれ少なかれ危険を感じるのは、人としてごく自然な当たり前の反応です。
しかし世の中、そんな怖いところでやるお仕事はいろいろあります。
その中でも鳶(とび)は比較的、日常生活で目にしやすいものではないでしょうか。
(左は小学校の校舎、右はビジネスホテルの現場の写真です。)
「高いところで平気でいられるか」
高いところに対する心理は、人によって大きく差があります。
私の知る範囲での実例を紹介させていただくと、
写真は、「どんなもんか試しに上がってみるか?」と促され、
一気に地上20mまで登ってしまった入社したての若人ふたり。
ケガなどないよう、安全対策をしっかりしたうえでのことですが、
ひとりは素直に「こえー」と口にしながら、ゆっくり慎重に歩を進めます。
ひとりは、見てるこっちがかえって心配なほど、すいすい進みます。
一年近く経った今、ふたりとも臆することなく事故もなく、活躍しています。
その他、「風吹いてて足元揺れてるのに平気で歩いてて尊敬したわ」と
経験10年以上のベテランに称賛される入社数年目のホープ、
「高さより、安定してるかどうかが大事です。」と注文の多いルーキー。
もし職場見学にお越しいただいたとしても、
作業はもちろんのこと、高い場所に上がってもらうこともできませんので、
本当に人それぞれ、「やってみなければわからない」領域です。
なので、あまり気にされても仕方のないことではないかと思います。
今のところ、どうしても高いとこはダメ!という社員はいません。
なんだかんだでチームワーク、低いところでの役割も少なくありません。
前回からの繰り返しですが、「できないことはさせない」「安全第一」です。