ブログ(現場レポート)
足場と美しさの関係
2022年 11月 21日
今回のテーマは『美しさ』について。
といっても、か〇う姉妹(本当は他人同士らしいですが、そして元々は三姉妹だったらしいですが)が話すような美容の話題ではありません。
(すこしだけ美容との共通点もあります。)
まずは台風養生の話から聞いてください👂
弊社は台風シーズンになると、強風に備えて事務所の倉庫のシートをはずします。
まわりは田んぼなので、台風時にはかなり強い風が抜けていくからです。
しかし、シートが無いと西日がすごいため、中で検収作業をするとこんな顔になります。
検収中みんなこの顔だとちょっと怖いので、台風シーズン(8月~10月)が過ぎるとすみやかにシートを復旧します。
足場のシート張りは当社にとっては十八番(オハコ)なので、あっという間に復旧していきます。
もう朝飯前といった感じです。
これで復旧完了です!!(おおよそ2~3時間といったところですね)
そして、話はここから本題へとうつります。
熟練の職人になればなるほど、今度はこのシートの余分なシワが気に入らないわけです。。
いかにこのシワを無くすか!!!、そこにこだわり始めます。
(足場の形状により、物理的にどうしてもシワができてまうケースはありますが・・)
シワが気になる。
そう、これは美容の悩みと共通しています。
よっしゃ、いっちょシートにヒアルロン酸でも注入してみるか、、、、!!
ノンノン。
シートのシワを取るのはとにかく力技!!! 結束紐を目一杯引っ張って緊張させます。
これがとても大変で、指がちぎれそうなくらい痛くなります。
↓↓ とくにこの部分!!!
それでも、シートを奇麗に張るために痛みをこらえて引っ張ります。とくかく引っ張り上げます。
弊社の職長の中には、シートを引っ張るためだけに小型のウインチまで用意する強者もいます。
シートも肌も、シワを無くすのは並々ならぬ努力が必要、という訳ですね。
さて、こちらは弊社が施工した某マンション新築現場の雨養生です。
足場と躯体の間に雨が入らないようにする為の仮設の雨除けシートですが、これは下地の単管パイプの組み方次第でも、ダラダラ、シワシワになってしまいます。
でも、これは既製品のテントのような美しさに仕上げています。
あくまでも一時的な雨除けですし、一般の方の目に触れることもありません。
でもこれを見たお客様(元請会社様や親会社様)は、弊社の仕事に対する取り組み姿勢を見てくれるはずです。
この現場の職長(リーダー)はまだ入社4年目の22歳ですが、ちゃんと上司の教えを守り、延原品質を理解した足場職人に成長してくれています。
皆様もいつか建設現場で足場を見る機会があれば、是非足場のシートを見てみてください。
仕上がり壁か!??というくらいピッチリシートを張っている現場、シワだらけでダランとしている現場。
どちらもシートとしての使用上は差し支えありません。
がしかし、弊社では可能な限り美しさにもこだわっています。
執筆: G.H