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ブログ(現場レポート)
略して高車
2019年 11月 18日
前回に引き続き、高所作業車のお話です。
高所作業車の使用に際して気を付けること。
まずは搭乗者自身の安全についてです。
操作は基本、人が乗り込むカゴ状の箇所の操作パネルから行いますが(下部からも可)、
完全に足元を固定してから使うトラック搭載式以外は、移動時に結構揺れます。
もしカゴが高い位置にある状態で揺れでもしたら、転落の危険性が高まり大変危険です。
なので、搭乗時には安全帯のフックを手摺にひっかける。絶対。
車体を移動させるときは、カゴを低い位置まで下げてから。絶対。
車や歩行者が行き交うことを前提に作られている道路とは異なり、
高所作業車の仕事場は、建物や構造物の周囲です。
ぶつけてはいけない、踏んではいけない、そんなものに囲まれています。
車体まわりの確認を怠ったがために、置いてあるものを踏んでしまった、
高所での作業に集中するあまり、下部の可動域を失念し何かにぶつけてしまった、
等々のリスクが常に居合わせています。周囲の確認、絶対。
最後に、鉄骨の現場で触れることになる高所作業車のバリエーションを見ながらのお別れです。
カゴ側の方に上下に動かせる関節がついたタイプ。より作業がしやすい位置取りが可能です。
タイヤタイプ。足元が既に整っているときなどに。車体の動きも自動車に近いです。
垂直昇降型。壁沿いなど建物内部での作業でたまに使用します。