» ブログ(現場レポート) » 風通しの良い職場(物理)
ブログ(現場レポート)
風通しの良い職場(物理)
2020年 9月 14日
台風等により、日本列島の広い範囲が強風に曝された際、
しばしば「工事現場で足場が倒壊」というニュースを目にします。
事故の写真や映像を見ると概ね共通点があり、今回はそのお話。
仮設足場は組み立て後、外周をシートで覆いますが、
この状態が、通行人などの第三者がいちばん目にする状態ではないでしょうか。
飛散防止、騒音軽減、侵入阻止 等、いろいろな役割を担っています。
しかし規格外の風に吹かれるとなると、これは 一転危険な状態。
足場全体のシートが帆船の帆のような格好となり、
風の勢いに負けてしまうと倒壊してしまいます。
建物と足場を繋いで固定する金具が一定間隔であるとはいえ、限界もあります。
そのため主に台風シーズン直前、「台風養生」なる作業を行います。
シートを一部、または全体を一時的に畳み、風から受ける影響を低減、
台風通過後は早急にもとあるべき姿に復旧、というのが一連の流れです。
冒頭で取り上げたようなニュースを見ると、
シートがそのままで、台風養生がなされていないケースが多いです。
組み立てから解体片付け、その間の管理まで含めて足場のとび職人のお仕事ですね。
なお、弊社事務所の敷地内も例外ではなく、
。*:゜☆なんということでしょう☆゜:。*。