2022年度
新人研修⑤
新入社員研修5日目。
もうすっかり仲良しな5人は、休憩中も楽しそうに話をしたり、実践中は声をかけあって励ましあっています。
みていてとてもかわいらしいです。
きょうからはいよいよ、足場の2段目の組立に入ります。
足場はここからが本番といいますか、体力的に一気にきつくなります。(3日間にわたって行います)
かけ声の練習『はいよ!!!』『もらった!!!』の練習もおこないます。
現場はとてもうるさい環境なので、おおきな声を出さないと相手に聞こえません。
部材を渡す側と受け取る側で息を合わせたり、声を出したりしながら組み立てていきます。
だんだんと職人らしい練習に楽しくなってきたのか、体力的にはキツいはずが、とても元気にかけ声を掛け合いながら
作業していきます。
『はいよぉぉぉーーー!!!!!!』
『もろぉぉぉたぁぁぁーーーー!!!!!!』
もはや、ファイト―!!いっぱぁーつ!!!のノリです。
組んではバラし、バラしては組んでの反復練習です。
職人ですから、ある程度体で覚える事も大事です。
気温もかなり高めだったため、途中こまめに水分補給をしながらの実技練習でした。
そしていよいよ三段目にチャレンジ!!!!
新入社員研修では、設備の関係でこの高さが限界ですが、3段になると一気に高所の恐怖が襲いかかります。
その恐怖の中での組立作業。
フルハーネス型安全帯の意味を、2丁掛けの意義を身をもって実感します。
仲間同士、声を掛け合い、励ましあって臨む実践練習。
研修中をとおして新入社員にこう声をかけました。
『最初からできる人なんていない。少しずつ、自分のペースでいいから、あせらず無理をせずに頑張ろう。』
とにかく、練習でも本番でも、ケガをしないこと が最優先です。
安全より優先されることは一切ありません。
その次に正確さと丁寧さ。そして最後がスピードです。
そしてそれらすべてができて、はじめて延原品質、一人前の職人なのです。
足場鳶としての研修はここまで。
次回は、鉄骨鳶としての基礎について学びます。