2022年度
新人研修⑤
2022年 4月 7日
新入社員研修5日目。
もうすっかり仲良しな5人は、休憩中も楽しそうに話をしたり、実践中は声をかけあって励ましあっています。
みていてとてもかわいらしいです。
きょうからはいよいよ、足場の2段目の組立に入ります。
足場はここからが本番といいますか、体力的に一気にきつくなります。(3日間にわたって行います)
かけ声の練習『はいよ!!!』『もらった!!!』の練習もおこないます。
現場はとてもうるさい環境なので、おおきな声を出さないと相手に聞こえません。
部材を渡す側と受け取る側で息を合わせたり、声を出したりしながら組み立てていきます。
だんだんと職人らしい練習に楽しくなってきたのか、体力的にはキツいはずが、とても元気にかけ声を掛け合いながら
作業していきます。
『はいよぉぉぉーーー!!!!!!』
『もろぉぉぉたぁぁぁーーーー!!!!!!』
もはや、ファイト―!!いっぱぁーつ!!!のノリです。
組んではバラし、バラしては組んでの反復練習です。
職人ですから、ある程度体で覚える事も大事です。
気温もかなり高めだったため、途中こまめに水分補給をしながらの実技練習でした。
そしていよいよ三段目にチャレンジ!!!!
新入社員研修では、設備の関係でこの高さが限界ですが、3段になると一気に高所の恐怖が襲いかかります。
その恐怖の中での組立作業。
フルハーネス型安全帯の意味を、2丁掛けの意義を身をもって実感します。
仲間同士、声を掛け合い、励ましあって臨む実践練習。
研修中をとおして新入社員にこう声をかけました。
『最初からできる人なんていない。少しずつ、自分のペースでいいから、あせらず無理をせずに頑張ろう。』
とにかく、練習でも本番でも、ケガをしないこと が最優先です。
安全より優先されることは一切ありません。
その次に正確さと丁寧さ。そして最後がスピードです。
そしてそれらすべてができて、はじめて延原品質、一人前の職人なのです。
足場鳶としての研修はここまで。
次回は、鉄骨鳶としての基礎について学びます。
新人研修④
2022年 4月 6日
いよいよ地獄の・・・いや失礼、楽しい新入社員研修も4日目。
ここからは、実際に足場鳶の神髄である足場の組立について学んでいきます。
見習いのうちは部材の手運びが主な仕事にはなりますが、もちろん足場の組立も行います。
研修ではその基礎について習得します。
まずは1段目を組み立てます。
昨日は必死に運ぶだけでしたが、ここでは各部材の関係性や役割について学びます。
『なるほど、、この部材はここで使うのか・・』
この高さまで持ち上げて設置するのがとてもキツイんです・・・!!!
1段目の足元に、根がらみと呼ばれる補強を入れます。
足場も建物と同様基礎(1段目)が一番肝心!!! 水平器を確認しながら慎重に作業します。
そして、5日目からは足場組立の2段目に入ります。
いよいよ高所作業が絡むため、緊張が走ります!!!
(でも、1日目の座学とは違って、みんなとても楽しそうです)
新人研修③
2022年 4月 5日
新入社員研修も3日目。
いよいよ今日からは外で実際に体を使った研修に入ります。
まずは準備運動(ラジオ体操)から。
実際に現場に出ても、毎日朝礼でラジオ体操をします。
NHKラジオ体操のお姉さまのように!!
とまでは言いませんが、ダラダラとした体操ほど見ていて見苦しいものはありません。
伸ばすところは伸ばして!!!曲げるところはしっかり曲げる!!! イチニ!サンシ!!
そして体操後は青空の下、おもだった足場の材料について学んでいきます。
(弊社は鉄骨鳶、足場鳶の両方を請け負う会社ですが、ここでは主に足場鳶の研修を行います)
実際に常に腰道具を付けて、重さに慣れるのも密かに練習なのです。
(色々な工具が付いているので、意外と重量あります)
足場の材料(部材)といっても、その数じつに百種類以上あるため、研修期間中にすべて覚えるのは不可能です。
なので、研修ではおもだった数種類の部材の名前と、メインはその運び方について学びます。
実際に現場に出ると、見習いの間は資材の手運びが主な仕事になるからです。
そうやって現場で部材を運びながら、少しずつ名前を覚えていきます。
1年ぐらいたつと、おおよその名前は分かるようになります。
これは鋼製布板(通称アンチ)とよばれる部材で、足場の床面になります。
安全に、かつ効率よく運ぶための『持ち方』について学びます。
大きさは約50センチ×183センチ。
これで1枚約16㎏。これを2枚(30㎏以上!!)一度に運べるようにならないといけません。
なんだよ!!!1日目、2日目と比べていきなりハードじゃないかよ!!!ってなりますが、ご安心ください。
体力はひとそれぞれ。そこは個人に合わせてゆっくり無理なく練習していきます。
仕事は何事もコツといいますが、これも重心を知れば意外と楽に運べるようになります。
(ちなみにベテランになると、一度に4~5枚を何往復も運ぶ職人もいます。もはやポパイです。)
これは部材の中で一番の単体重量を誇る階段枠!! 1本29㎏!!!
『んんぐうぅぅぉぉぉぉぉー!!!』
たいていの子は、ここで自分でも普段聞いたことない声をあげてしまいます。
もちろん、これも持ち方のコツがあります。ありますが、やはり重いです(笑)
その他、建枠(1枚17㎏)など、この日はほぼ筋トレのような一日でしたが、
とてもみんな頑張って臨んでくれました。
(なかには、休憩中にプロテインを飲んでいる猛者もいました。)
さて明日からは、実際にこの部材を使って足場の組立について学んでいきます。
新人研修②
2022年 4月 4日
新入社員研修2日目、この日の午前中は 嬉しい楽しい! 職人の道工具類の支給です。
まずは安全の基本装備ヘルメットから。
ヘルメットひとつとっても、正しい装着の仕方や性能を理解しないと意味がありません。
当たり前の事であっても、安全のためにしっかりと教育していきます。
そして次に、フルハーネス型安全帯。
これはヘルメット同様、高所にて作業する鳶として欠かせない安全装具です。
このどちらかが無くても、現場で働くどころか入場もできません。
その他、道工具類。
新入社員にもベテランと同じ高価なプロ用の工具を支給するため、自分の道具には名前を書きます。
新入社員の心得 5.道具や備品を大切にする!!(名前を書く・壊さない・なくさない)
みんな初めて目にするプロのピカピカの工具類に目がキラキラ。
まさにピカピカの一年生たちです!!!
午後からは、実際にフルハーネス型安全帯を装着して、その使い方について、実技練習を行います。
『2丁掛け』と呼ばれる使用方法と、その重要性について学びます。
練習は安全な地上ですが、実際の現場では高所の為、2丁掛けについては徹底して何度も教えていきます。
実技講習だけでなく、教材のDVDも観てしっかりと勉強します。
くどいようですが、フルハーネス型安全帯の教育は、命を守るための最も大切な教育なので、
一人一人しっかりと理解し、教えを完璧に身につけてもらいます。
規定の教育終了後には修了証を発行し、修了証がないと現場へは入れません。
それほど重要なのです。
昨日に引き続き、みんなとても熱心に受けてくれました。
さぁ、明日からいよいよ外で野外訓練スタートです!!!!
新人研修①
2022年 4月 1日
新人参観、記念すべき第一回目は、入社~新入社員研修の様子をご覧いただきます。
弊社では、新入社員研修は10日~2週間にわたって実施いたします。
2022年4月1日、延原工業に5名の新入社員が入社いたしました。
全員、高校新卒採用で、画面左から、
N君(瀬戸南高等学校卒)
S君(瀬戸南高等学校卒)
U君(後楽館高等学校卒)
Y君(興陽高等学校卒)
H君(商大付属高等学校卒)
入社初日(4月1日)、入社式の様子から。
まずは自己紹介のあと、延原社長から新入社員に向けてのお言葉をいただきます。
毎年テーマをもってお話しくださいますが、今回、社長から贈られた言葉はこちら。
弊社社長はシャイな方の為、お言葉のみの掲載とさせていただきます。
(ほんとうは撮影しそびれただけです。。)
毎回、我々ベテラン社員にも通じるお言葉で、あらためて背筋が伸びる気持ちです。
そして次に、社会人としての心得について学びます。
とても基本的な事ばかりですが、延原工業ではこうした『人として』の教育からミッチリ時間をかけて行います。
その基礎があってこそ、将来的に社会人として一人前になるからです。
ただ一日目は労働条件の確認や、確定拠出年金の説明などもあり、基本ずっと座学のため、
午後にもなるとだいたいの新入社員は緊張も解けて若干飽きてきます(笑)
適度に休憩や雑談を挟みますが、はやく体を動かしたい!!っていう思いが見ていてわかります。
(そりゃそうだよね!体を動かす仕事がしたくてうちに来てくれたんだからね!)
ただ、それはまた後日(3日目~)のお楽しみ。。。
こちらはお昼休みの一コマ。(さすが若者、1日目からみんなすっかり仲良しです)