新人参観 ~ぴかぴかの1年生~
新人研修⑥
2022年 4月 8日
この日は、鉄骨鳶としての基礎を学びました。
足場鳶と違って、鉄骨鳶は実際に現場で学ぶ事がほとんどの為、社内でできる教育は限られます。
まずは、締め機と言われる大型の工具で、ボルト締めの基本について学びます。
ボルトにも色々な種類があります。
この研修は重い物を持ち上げる作業はないため、ちょっと楽しそう。
見たことない道具に興味津々。
チェーンブロックとよばれる道具の使い方を学びます。
最後は2チームに分かれてタイムアタック形式でチェーンブロックがけにチャレンジ!!!
次回からは、いよいよ実際の現場に出て、作業をしながら学びます。
新人研修⑤
2022年 4月 7日
新入社員研修5日目。
もうすっかり仲良しな5人は、休憩中も楽しそうに話をしたり、実践中は声をかけあって励ましあっています。
みていてとてもかわいらしいです。
きょうからはいよいよ、足場の2段目の組立に入ります。
足場はここからが本番といいますか、体力的に一気にきつくなります。(3日間にわたって行います)
かけ声の練習『はいよ!!!』『もらった!!!』の練習もおこないます。
現場はとてもうるさい環境なので、おおきな声を出さないと相手に聞こえません。
部材を渡す側と受け取る側で息を合わせたり、声を出したりしながら組み立てていきます。
だんだんと職人らしい練習に楽しくなってきたのか、体力的にはキツいはずが、とても元気にかけ声を掛け合いながら
作業していきます。
『はいよぉぉぉーーー!!!!!!』
『もろぉぉぉたぁぁぁーーーー!!!!!!』
もはや、ファイト―!!いっぱぁーつ!!!のノリです。
組んではバラし、バラしては組んでの反復練習です。
職人ですから、ある程度体で覚える事も大事です。
気温もかなり高めだったため、途中こまめに水分補給をしながらの実技練習でした。
そしていよいよ三段目にチャレンジ!!!!
新入社員研修では、設備の関係でこの高さが限界ですが、3段になると一気に高所の恐怖が襲いかかります。
その恐怖の中での組立作業。
フルハーネス型安全帯の意味を、2丁掛けの意義を身をもって実感します。
仲間同士、声を掛け合い、励ましあって臨む実践練習。
研修中をとおして新入社員にこう声をかけました。
『最初からできる人なんていない。少しずつ、自分のペースでいいから、あせらず無理をせずに頑張ろう。』
とにかく、練習でも本番でも、ケガをしないこと が最優先です。
安全より優先されることは一切ありません。
その次に正確さと丁寧さ。そして最後がスピードです。
そしてそれらすべてができて、はじめて延原品質、一人前の職人なのです。
足場鳶としての研修はここまで。
次回は、鉄骨鳶としての基礎について学びます。
新人研修④
2022年 4月 6日
いよいよ地獄の・・・いや失礼、楽しい新入社員研修も4日目。
ここからは、実際に足場鳶の神髄である足場の組立について学んでいきます。
見習いのうちは部材の手運びが主な仕事にはなりますが、もちろん足場の組立も行います。
研修ではその基礎について習得します。
まずは1段目を組み立てます。
昨日は必死に運ぶだけでしたが、ここでは各部材の関係性や役割について学びます。
『なるほど、、この部材はここで使うのか・・』
この高さまで持ち上げて設置するのがとてもキツイんです・・・!!!
1段目の足元に、根がらみと呼ばれる補強を入れます。
足場も建物と同様基礎(1段目)が一番肝心!!! 水平器を確認しながら慎重に作業します。
そして、5日目からは足場組立の2段目に入ります。
いよいよ高所作業が絡むため、緊張が走ります!!!
(でも、1日目の座学とは違って、みんなとても楽しそうです)
新人研修③
2022年 4月 5日
新入社員研修も3日目。
いよいよ今日からは外で実際に体を使った研修に入ります。
まずは準備運動(ラジオ体操)から。
実際に現場に出ても、毎日朝礼でラジオ体操をします。
NHKラジオ体操のお姉さまのように!!
とまでは言いませんが、ダラダラとした体操ほど見ていて見苦しいものはありません。
伸ばすところは伸ばして!!!曲げるところはしっかり曲げる!!! イチニ!サンシ!!
そして体操後は青空の下、おもだった足場の材料について学んでいきます。
(弊社は鉄骨鳶、足場鳶の両方を請け負う会社ですが、ここでは主に足場鳶の研修を行います)
実際に常に腰道具を付けて、重さに慣れるのも密かに練習なのです。
(色々な工具が付いているので、意外と重量あります)
足場の材料(部材)といっても、その数じつに百種類以上あるため、研修期間中にすべて覚えるのは不可能です。
なので、研修ではおもだった数種類の部材の名前と、メインはその運び方について学びます。
実際に現場に出ると、見習いの間は資材の手運びが主な仕事になるからです。
そうやって現場で部材を運びながら、少しずつ名前を覚えていきます。
1年ぐらいたつと、おおよその名前は分かるようになります。
これは鋼製布板(通称アンチ)とよばれる部材で、足場の床面になります。
安全に、かつ効率よく運ぶための『持ち方』について学びます。
大きさは約50センチ×183センチ。
これで1枚約16㎏。これを2枚(30㎏以上!!)一度に運べるようにならないといけません。
なんだよ!!!1日目、2日目と比べていきなりハードじゃないかよ!!!ってなりますが、ご安心ください。
体力はひとそれぞれ。そこは個人に合わせてゆっくり無理なく練習していきます。
仕事は何事もコツといいますが、これも重心を知れば意外と楽に運べるようになります。
(ちなみにベテランになると、一度に4~5枚を何往復も運ぶ職人もいます。もはやポパイです。)
これは部材の中で一番の単体重量を誇る階段枠!! 1本29㎏!!!
『んんぐうぅぅぉぉぉぉぉー!!!』
たいていの子は、ここで自分でも普段聞いたことない声をあげてしまいます。
もちろん、これも持ち方のコツがあります。ありますが、やはり重いです(笑)
その他、建枠(1枚17㎏)など、この日はほぼ筋トレのような一日でしたが、
とてもみんな頑張って臨んでくれました。
(なかには、休憩中にプロテインを飲んでいる猛者もいました。)
さて明日からは、実際にこの部材を使って足場の組立について学んでいきます。
新人研修②
2022年 4月 4日
新入社員研修2日目、この日の午前中は 嬉しい楽しい! 職人の道工具類の支給です。
まずは安全の基本装備ヘルメットから。
ヘルメットひとつとっても、正しい装着の仕方や性能を理解しないと意味がありません。
当たり前の事であっても、安全のためにしっかりと教育していきます。
そして次に、フルハーネス型安全帯。
これはヘルメット同様、高所にて作業する鳶として欠かせない安全装具です。
このどちらかが無くても、現場で働くどころか入場もできません。
その他、道工具類。
新入社員にもベテランと同じ高価なプロ用の工具を支給するため、自分の道具には名前を書きます。
新入社員の心得 5.道具や備品を大切にする!!(名前を書く・壊さない・なくさない)
みんな初めて目にするプロのピカピカの工具類に目がキラキラ。
まさにピカピカの一年生たちです!!!
午後からは、実際にフルハーネス型安全帯を装着して、その使い方について、実技練習を行います。
『2丁掛け』と呼ばれる使用方法と、その重要性について学びます。
練習は安全な地上ですが、実際の現場では高所の為、2丁掛けについては徹底して何度も教えていきます。
実技講習だけでなく、教材のDVDも観てしっかりと勉強します。
くどいようですが、フルハーネス型安全帯の教育は、命を守るための最も大切な教育なので、
一人一人しっかりと理解し、教えを完璧に身につけてもらいます。
規定の教育終了後には修了証を発行し、修了証がないと現場へは入れません。
それほど重要なのです。
昨日に引き続き、みんなとても熱心に受けてくれました。
さぁ、明日からいよいよ外で野外訓練スタートです!!!!